
| 袖付 | 指揮者用燕尾服の場合、タクト(指揮棒)を振り上げた際に上着の肩部分が盛り上がらないように、上着の前が横に広がらないように設計する必要があります。 社交ダンス用燕尾服は腕を水平にする静止基本状態時の姿を基本形とする袖付けとなりますので、この場合にも肩が盛り上がらないように、アームホールを小さく、また袖自体を細くお作り致します。 腕を平行にした状態で袖を付けますので、両腕を下ろした際には、両脇にかなりの余裕量の生地ができます。 当店ではこの両脇に出来る生地の余裕量をなるべく少なくする為徹底的にアームホールを小さくします。 |
|---|---|
| パンツ股上 | 指揮者燕尾服、社交ダンス用燕尾服は着用時の激しい動きによる洋服のみだれを防ぐためにパンツ股上を深く作ります。そもそも一般燕尾服においてはパンツ股上を深く作りますが、それよりもさらに深く作ります。 |
| 錘(おもり) 入りテール |
上着テールには、錘(おもり)をいれ動いた際のきれいなテールの動きを伴うように設計されています。
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| フォーマルスーツタイプ | 用途 | 出来上がり価格 |
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| 指揮者・社交ダンス用燕尾服 (黒ジャケット、白ベスト、黒パンツの3点) |
●社交ダンス用燕尾服はホールド(ダンス時の静止基本型)状態(腕を水平にする)を基本形とする袖付けとなりますので、アームホールを小さく、また袖自体を細くお作りいたします。腕を平行にした状態で袖を付けますので、両腕を下ろした際には、両腕にかなりの余裕量の生地ができます。当店ではこの両脇に出来る生地の余裕量をなるべく少なくする為、徹底的にアームホールを小さくします。 | 230,000円〜 |
| 必須小物 | 価格 | |
| - - | 取り扱いしておりません | - - |
| 小物合計 | - - |
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| 総合計(オーダースーツ+小物) | 230,000円〜 |
指揮者、社交ダンスのダンサーが、晴れの舞台でお召しになるのが燕尾服。
しかし、せっかくの燕尾服も、通常のものは体を動かすことを前提に作られていないので、指揮者がタクトを降ったり、ダンサーがポーズを取ったりする際に、ジャケットの方の部分が盛り上がったり、ジャケットの前が広がったりしてしまいます。
残念ながら、これでは見た目が美しいとはいえません。
当店では、これら「動く方の燕尾服の弱点」を克服するべく3つの技術を駆使して、専門の燕尾服を仕立てています。
技術1.袖付はアームホールをより小さく
指揮者用の燕尾服では、タクトを振り上げたときに生じるジャケットの肩の部分の盛り上がりや、ジャケットの前の広がりを抑えるために、アームホールを小さくし、袖を細めに仕上げています。
社交ダンス用の燕尾服では、腕を水平に上げたホールドというダンス時の静止基本型の姿を基に袖付けをしています。この場合、腕を下げたときに両脇に大きくだぶつきが発生してしまうのですが、それを最小限に抑えるために、アームホールを徹底的に小さくしています。
技術2.パンツ股上をより深く
指揮者も社交ダンスのダンサーも動きが激しくなるため、身につけている燕尾服が乱れてしまいがちです。そこで当店では、一般の燕尾服に比べてパンツの股上を深くしています。こうすることで、燕尾服の乱れを防ぐことができ、美しいシルエットを保つことができます。
技術3.錘(おもり)入りのテール
ジャケットのテール部分に錘を入れることで、動くとテールの動きが綺麗に出るようになります。












